ノンクラスプデンチャー

入れ歯が嫌な理由の一つに「歯にかける金属のバネが見える」とおっしゃる方が多くいます、そのような方にはノンクラスプデンチャー(バネの無い入れ歯)をお勧めします。

これは、左上奥の入れ歯の例です。

  1. 上の奥歯2本が有りません
  2. 模型状でノンクラスプデンチャーを入れたときです
  3. 裏から見たときです
  4. 口の中の状態です
    ノンクラスプデンチャー
  5. 口の中に入れた状態です
    ノンクラスプデンチャー
  6. 保険の入れ歯と比べてみました(一本義歯)
    ノンクラスプデンチャー

これは現在保険が適応されていないので、自費治療になります。
少数歯欠損75,000円~
多数歯欠損150,000円~

入れ歯とブリッジ

歯が一本抜けてしまい、そのまま放置しておくと、いろいろな不定愁訴の原因になる事はいろいろ書いてきました。

それでは、歯が抜けたときの処置を模型で見ていきましょう。

  1. 一本歯が抜けた状態
  2. 一本義歯を入れた状態
  3. ブリッジを入れた状態(反対側ですが)
  4. ブリッジにするために歯を削った状態

ブリッジにするには、前後の歯をこのように削らなければなりません、前後の歯が治療済みならまだいいのですが、健康な歯を小さく削ると元に戻らないので、良く考えた方がいいと思います。
私は歯と歯を繋ぐ弊害もあるので入れ歯をお勧めします。それでも入れ歯が我慢できなければ、ジョイントのついたブリッジをお勧めします。

ブリッジについて

歯が一本抜けると、隣の歯(隣在歯)が倒れ掛かってきたり、相手の歯(対合歯)が伸びてきて、咬み合わせが狂ってきます。

そこで入れ歯やブリッジにするのですが、ブリッジの場合は前後の歯を削って繋いでしまうので歯と歯が固定されてしまいます。

歯はもともと関節のように1本1本別々に動くものなのです。

特に正中をまたいでつなぐのは大変問題です、それは頭蓋骨の動きを阻害されることにより、偏頭痛や息苦しい、めまいなどの不定愁訴の原因になるからです。

そうならないためには、ブリッジよりは入れ歯が良いのですが、どうしても嫌であれば、ブリッジの中にキー&キーウェイ(ジョイント)を付けて完全に固定するのではなく、少し余裕を持たせるやり方がいいと思います。

入れ歯について

歯を抜けたままに、しておくとどうなるでしょうか?

歯が一本抜けると隣の歯(隣在歯)が倒れ掛かってきたり、相手の歯(対合歯)が伸びてきて、咬み合わせが狂ってきます。
するとその影響が全身に広がり背骨が曲がったり骨盤がズレたりして、腰痛や肩こりその他の不定愁訴の原因になります。
また抜けたままほっておいて、ほとんどの歯がなくなってしまうと、いきなり大きな入れ歯を入れなくてはならず大変苦労するのです。
ですから一本でも抜けたら直ぐにブリッジや部分入れ歯にした方が良いのです。