歯周病について
歯周病は25歳以上の日本人の8割が、歯周病の状態だと言われています。
歯周病とは歯ぐきが炎症を起こして赤く腫れて、出血したりする「歯肉炎」が進行して、歯の周りの組織(歯根膜や歯槽骨)などが破壊され、歯がグラグラになり、最後は抜けてしまう病気です。
歯周病は歯の病気ではなく、歯の周りの病気なのです、だからほとんど自覚症状がないまま進行するので歯がグラグラするなどの異常に気づいたときには重症化していることが多いのです。
また歯周病は、結核やO-157と同じく感染症でも有るので、悪化するとからだ全体に影響を及ぼしてきます、そのメカニズムは血中に歯周病菌が直接入り込んだり、歯周病菌が作り出す毒素や酵素によって体中の臓器に影響が及ぶ可能性が有ります。
歯周病と関連が疑われる疾患は脳梗塞、動脈硬化、心内膜症、心疾患、肺血症、糖尿病、腎炎、高脂血症、誤嚥性肺炎、etc…
そこで次に上げる項目にひとつでも当てはまる方は歯周病の可能性が有ります。
- 歯がグラグラする
- 歯磨きすると、歯ぐきから出血する
- 歯ぐきがよく腫れる
- 口臭が強い
- 歯と歯の間に食べ物がよく詰まる
* ここからは歯肉炎の可能性があります。 - 歯磨きは1分ぐらいで終わる
- 歯磨きは一日一回以下だ
- 歯を磨かないで寝ることが多い
- 歯並びが悪い
- 3年以上、歯石を取っていない
1から10の間でひとつでも当てはまれば一度歯科に行くことをお勧めします。